今年1月に倒産した独産業用粘着テープメーカーIKSプロドゥクテ・シュテーガース(ヴィルンスドルフ)の管財人は、同業のベータ・アウグスタ(アウグスブルク)が同社を8月1日付で買収したと発表した。アウグスタはIKSの事業、および従業員の大半を引き継ぐ。買収金額など詳細は公表していない。
\IKSは主に自動車部品用粘着テープの生産・販売を手がける。今年1月17日に会社更生法の適用をジーゲン区裁判所に申請して事実上倒産した。その後も事業活動を継続しながら再建の道を探っていた。管財人のブルーノ・キューブラー氏によると、84人の投資家と交渉を行ってきたという。
\アウグスタはゲルリンガー・クレーベバントヴェルケ(ネルトリンゲン)の傘下にある企業。IKSの買収によって製品ポートフォリオを拡充する。また、ヴィルンスドルフの工場は今後も存続させるとしている。
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