スウェーデンのバス製造大手ボルボ・バスは8月31日、同社がスウェーデン・エネルギー庁などの支援を受けて開発を進めているプラグインハイブリッドバスの概要を明らかにした。
\プラグインハイブリッドバスは、ボルボ・バスの現行ハイブリッドモデルと同じく、エンジンと電気モーターで車輪を駆動するパラレルハイブリッド方式を採用しているが、系統電力から直接充電できる点が異なっている。同社の構想では、充電ポイントを路線の終点に設置し、5~10分間充電することで電気走行の距離を最大で10キロメートル伸ばすことが可能となる。カールソン最高経営責任者によると、プラグインハイブリッドバスは、ディーゼルエンジンで走るバスと比べ、燃料消費量を約65%、二酸化炭素(CO2)排出量を75%それぞれ削減することができるという。新モデルは今年中に試作車によるテスト走行を行い、来年には拠点を置くイエーテボリ市内で3台を使って実用運行試験を実施する予定だ。
\ボルボ・バスは従来型のハイブリッドバスをこれまでに約250台販売した実績がある。
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