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2011/9/9

一般・技術・その他 (旧)

ドレスデン工科大学、軽量の電気自動車「Ineco」を開発

この記事の要約

ドレスデン工科大学の軽量構造・合成物質技術研究所(ILK)はこのほど、同大学付属の開発会社Leichtbau-Zentrum Sachsen GmbH(LZS)と独鉄鋼大手ティッセンクルップと共同で、車体重量が900キロ […]

ドレスデン工科大学の軽量構造・合成物質技術研究所(ILK)はこのほど、同大学付属の開発会社Leichtbau-Zentrum Sachsen GmbH(LZS)と独鉄鋼大手ティッセンクルップと共同で、車体重量が900キログラムを下回る極めて軽量の電気自動車「Ineco」を開発した。フランクフルト国際モーターショー(IAA)に1/4スケールサイズのデザインモデルを出展する。

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モデル名のInecoは、Innovation-Electromobility-Compositeを略したもので、炭素繊維複合材(CFRP)などの軽量素材を使用している。シャーシは、CFRPと鉄鋼のハイブリッド部材の投入で重量を120キログラムに抑えた。開発チームは、軽量部材の量産化を視野に、生産工程のスリム化や自動化を重視したとしている。リチウムイオン電池は床の中央部分に組み込まれている。同モデルの航続距離は100~150km。時速0~100kmの加速性能は7.4秒。

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同プロジェクトは、欧州連合の欧州地域開発基金(ERDF)とドイツのザクセン州政府が支援するプログラム「ALIEN」の一環として実施されている。

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