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2011/9/16

一般・技術・その他 (旧)

独カッセル大学など、繊維強化プラスチックの品質や生産工程を改善

この記事の要約

独カッセル大学を中心とする研究チームが繊維強化プラスチックの品質や生産工程の改善に取り組んでいる。同プロジェクトには12の研究機関や企業が参加。ドイツ研究振興協会(DFG)とドイツ産業研究協会連合(AiF)が支援している […]

独カッセル大学を中心とする研究チームが繊維強化プラスチックの品質や生産工程の改善に取り組んでいる。同プロジェクトには12の研究機関や企業が参加。ドイツ研究振興協会(DFG)とドイツ産業研究協会連合(AiF)が支援している。

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繊維強化プラスチックはこれまで、繊維を何層にも重ねて接着したものをエポキシ樹脂やポリプロピレン(PP)に浸して硬化させる、レジン・トランスファー・モールディング(RTM)技術で加工されてきた。しかし、接着用の粉末を全面に広げると、樹脂が浸透しにくく、気泡ができる問題があった。

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研究チームは、液状にした接着剤を点または線状に塗り、重ねた繊維を高圧力でプレス加工しながら樹脂に浸す加工方法を開発した。これにより、気泡を減らすことができた。

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また、従来製法では接着用の粉末を手作業で処理していたが、液状にしたことにより機械で処理をできるようになったという。

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同加工方法は、ドアやボンネットに活用できると見込んでいる。

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