ジャガー・ランドローバー(JLR)は英ウェスト・ミッドランズ州ウォルバーハンプトンにエンジン工場を建設する。同社はこれまで、元親会社のフォードからエンジン供給を受けていたが、地元でのエンジン供給体制を整えることで、英国の自動車メーカーとしてのイメージを強化する。親会社の印タタ・モーターズが19日、明らかにした。
\総投資額は3億5,500万ポンドで、低燃費の新型エンジンやハイブリッド自動車向けエンジンを開発・生産する。新工場では約750人を新規雇用する計画。業界関係者は、新工場によって部品供給やサプライチェーン業界などを含め新たに約1万人の雇用が生まれると試算する。
\JLRの関係者は親会社のタタが英国にエンジン工場の建設を決めた理由について、「インドにエンジン工場を作った方がコスト的には安い。しかし、あえて英国に新工場を持つことで、英老舗メーカーとしてのイメージを明確に打ち出す戦略だ」と説明する。
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