仏プジョーは14日、第64回フランクフルトモーターショーで、「508」シリーズの新たなバリエーションであるクロスオーバーモデル「508RXH」を初公開した。ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、贅沢なインテリアトリムや専用ボディカラーなど個性的なスタイルが特徴。
\508RXHは、ワゴンの「508SW」をベースに、内外装をSUV風に仕上げるとともに、トレッドの拡大や車高のアップ、4WD化などにより、走破性が高められている。 パワートレインは、「3008HYbrid4」に初搭載されたハイブリッドシステム「HYbrid4」を採用。2リッターディーゼルエンジンで前輪を、電気モーターで後輪を駆動し、最高出力200PS(147kW)、最大トルク450Nm (332lb-ft)を生み出す。電気モーターだけで走行するZEVモードも搭載し、燃費は欧州複合サイクルで4.2リットル/100キロメートル、走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は109グラムと、優れた環境性能を達成している。
\今回発表されたモデルは、「カレーンブラウン」と呼ばれる専用ボディカラーに、内装には高級素材のアルカンターラを使用したクラス感のある仕上がりとなっている。300台の限定生産で、2012年3月から先着順で販売する。
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