ポルシェ傘下のプロセス・ITコンサルティング企業ミーシュケ・ホーフマン・アンド・パートナー(MHP)は、カールスルーエ情報工学研究センター(FZI)と提携して自動車向けのIT技術研究プロジェクトを進めている。技術革新管理分野のノウハウを強化・拡大するとともに、顧客に対して常に高付加価値のサービスを提供し続けることで、将来の成長基盤を確保することを狙う。MHPが19日、明らかにした。
\MHPとFZIは共同プロジェクトで、車載インターネットシステムがこれからのIT管理で担う役割を研究している。同テーマに関連する国内外の先行論文を収集・分析し、データに基づくシミュレーションや多くの知見を集約することで具体性に富んだ将来のシナリオを描きだすことを目標とする。とくに重点となるのはCRM (顧客関係管理)システム、アフターセール、リテールなどの分野で、車載ITシステムを企業のネットワークに結び付けることで新たな可能性を生み出せるとみている。
\MHPは独業界紙『アウトモビールボッヘ』のIT企業ランキングで6位にランキングされている。同社の自動車関連分野の10年売上高は7,000万ユーロだった。
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