音声認識ソフト大手の米ニュアンスコミュニケーションズ(マサチューセッツ州バーリントン)は22日、独高級車メーカーBMWの車載テレマテクスシステム「コネクテッドドライブ」向けにテキスト読み上げ(TTS)ソリューションを供給すると発表した。同ソリューションを組み込むことで、ドライバーは運転しながら電子メール、フェースブックやツイッターに投稿された文章を高品質の合成音声で聞くことができる。
\ニュアンスのTTSソリューションは、ドイツ語、アメリカ英語、イギリス英語、イタリア語、フランス語など14言語に対応している。ドライバーはコネクテッドドライブの「再生」ボタンを押すだけで、新着メールやソーシャルメディアの投稿を音声でチェックすることができる。モニターに文字が表示されるとドライバーが画面に気を取られて事故につながる恐れがあるが、読み上げソリューションでは耳で聞き流すことができるため、注意がそれにくい利点がある。
\同ソリューションにまた、BMWの「コネクテッド」アプリのスケジュール帳に書き込まれた予定を音読する機能も付いている。
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