ドイツの大手独立系自動車ディーラー、AVAGホールディング(アウクスブルク)は9月から2011/12年の会計年度開始に伴い企業形態をドイツ法に基づく株式会社(AG)から欧州会社法に基づく欧州企業(SE)に変更した。ドイツ以外の売上高が全体の4分の1を占めるなど、事業の国際化が進んでいることに対応する。同社がこのほど、プレスリリースで明らかにした。
\従来のAGでは、進出する先のEU加盟国が定める会社法に遵守する必要があり、ほとんどの国で現地法人を設立するなどの手間があった。SEに変更することで、域内の拠点不動産や土地の購入が簡単になるほか、雇用者としての魅力が高まりドイツ内外から優秀な人材が確保しやすくなるメリットがあるという。
\AVAGはドイツ、クロアチア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドに計130の販売店を持ち、オペル、トヨタ、日産自動車、シボレーを中心に12の自動車ブランドのモデルを取り扱っている。
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