スウェーデンのボルボ・グループは4日、トラック事業の再編計画を発表した。ブランドや製品のポテンシャルをより有効に活用することを目指し、営業部門を地域別に再編し、最高経営責任者(CEO)の直轄とするほか、製品開発と生産部門の組織も刷新する。
\トラック部門にはボルボ・トラックス、ルノー・トラックス、マック・トラックス、UDトラックスの4ブランドがあり、それぞれに営業部門が置かれているが、再編後はブランド別から地域別の体制に移行し、アメリカス(北米と南米)、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、APAC(アジア太平洋)の3つの地域にそれぞれ営業統括部門が設置される。
\また、パワートレインの企画開発・調達・生産を担当するボルボ・パワートレインと、車両の企画開発・調達・生産を担当するボルボ3Pは、パワートレインと車両の企画開発・調達を統括するグループ・トラックス・テクノロジーと、パワートレインと車両の生産とロジスティックサービスを統括するグループ・トラックス・オペレーションズに再編される。
\ボルボのオロフ・パーソンCEOはトラック事業の再編について、「顧客とブランドに焦点を当てた機動的かつ効率的な組織を実現するのが目的だ」と説明した。新体制は2012年1月から始動する予定という。
\