欧州自動車工業会(ACEA)が18日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の9月の新車販売(登録)台数は123万1,147台となり、前年同月から0.6%増加した。販売増加は2カ月連続。多くの国で落ち込んだものの、最大の市場であるドイツが好調で、EU全体では小幅ながら伸びを示した。
\主要市場ではイタリアが5.7%減となったのをはじめ、フランス、英国、スペインで低迷した。しかし、ドイツが8.1%増と大きく伸びた。国内メーカーのフォルクスワーゲン(VW)、BMWの新モデル投入が販売を引き上げたとみられている。
\欧米の主要メーカーの販売台数は、最大手のVWが12.1%増となったほか、ルノー、BMWが拡大。PSAプジョーシトロエン、ゼネラルモーターズ(GM)、フォード、フィアット、ダイムラーは落ち込んだ。日本車は日産が30.8%増と好調だったものの、トヨタが10.0%減、スズキが12.9%減、ホンダが16.1%減、マツダが20.9%減、三菱が27.0%減と不振だった。
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