チェコのシュコダ自動車は13日、2011年9月の販売が8万1,200台となり、前年同月から7.1%増加したと発表した。ロシアやインド、中国など新興国における販売が好調だった。1~9月の累計販売台数は66万4,800台となり、前年同期から16.8%増加した。
\9月の国内販売は5,100台だった。国外での販売は、西欧が前年同月比2.6%増の3万5,200台。ロシアが63.1%増の6,500台、インドは37.5%増の2,200台。中国は9.8%増の2万1,100台と、市場参入後の単月販売で過去最高を記録した。
\9月の車種別販売は、ミドルクラス車 「オクタビア」が前年同月比11.8%増の3万5,300台でトップ。次いで小型車の「ファビア」が 3.6%増の2万4,300台、アッパーミドルクラスの「スパーブ」は2.9%増の1万300台、「イエティ」が20.4%増の6,500台、多目的車(MPV)の「ルームスター」は7.5%増の3,600台にそれぞれ拡大した。
\シュコダのシュタックマン営業担当取締役は、順調な成長が続いていると述べ、11年通年は販売台数で80万台の大台を突破するとの見通しを示した。また、今後については、親会社フォルクスワーゲンの「Up!」をベースにした「シティゴー」と、インドで生産する「ラピッド」のコンパクタモデル2車種の投入で、新たな顧客層の開拓を目指す考えを明らかにした。
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