ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2011年10月の乗用車新車登録は25万8,253台となり、前年同月に比べ0.6%増加した。上級車クラス(メルセデス・ベンツ「CLS」など)が29.7%増と大幅に伸びたほか、バン(11.3%増)や小型車(4.7%増)の販売も好調だった。法人顧客の割合は61.1%。また、1~10月の累計では9.8%増の約266万台に増加した。
\メーカー別の10月の登録台数をみると、ドイツメーカーではポルシェが22.2%増の1,743台と2ケタ増を確保したほか、最大手のフォルクスワーゲン(VW)(6.0%増の5万5,138台)やBMW/MINI(4.9%増、2万4,351台)、オペル(2.3%増、1万8,575台)が好調だった。
\韓国メーカーは、現代自が18.5%増の7,211台、起亜も15.5%増の4,251台といずれも2ケタ増となった。
\日本メーカーは、ダイハツ(266台、38.6%減)、マツダ(2,910台、20.6%減)、スバル(252台、55.4%減)、スズキ(2,778台、11.6%減)が2桁の減少となった一方、ホンダが15.8%増の2,554台、三菱自動車が5.9%増の2,178台、トヨタ/レクサスが2.6%増の7,241台と前年実績を上回った。日産/インフィニティは5,413台となり、前年実績をやや下回る0.2%減だった。
\独自動車工業会(VDA)によると、ドイツメーカーの乗用車の10月の輸出は前年同月から横ばいの37万8,000台。生産は前年同期比2%減の49万台だった(営業日を調整後では2%増)。国内受注は6%増の約490万台、国外からの受注は10%増加した。
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