商用車・機械大手の独MAN(ミュンヘン)が2日発表した2011年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益は3億2,100万ユーロにとどまり、前年同期比で3%の減益となった。世界経済の減速が足を引っ張った。一方、受注は比較的好調で、新規受注は10%増の40億9,600万ユーロ、受注残は6%増の74億7,700万ユーロに拡大した。売上高は7%増の40億3,400万ユーロだった。
\部門別売上高では、MANトラック&バスが21億5,800万ユーロ(13%増)、MANラテンアメリカが9億5,300万ユーロ(13%増)と増収を確保したものの、MANディーゼル&ターボは8億6,200万ユーロ(8%減)に低迷した。
\新規受注高はトラック&バスが21億9,500万ユーロ(9%増)、ラテンアメリカが9億5,300万ユーロ(売上高と同額)、ディーゼル&ターボは8億4,700万ユーロ(6%減)だった。ただ、1‐9月期の累計ではトラック&バスが23%増、ラテンアメリカが17%増、ディーゼル&ターボも12%増といずれも7‐9月期の成長率を上回っていることから、景気減速の影響が表れ始めている。
\11年通期については、10~15%の増収を確保するとしたこれまでの見通しを堅持した。
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