仏PSAプジョー・シトロエンは10月26日、2015年までブラジル事業に毎年2億4,000万ユーロを投資すると発表した。リオデジャネイロ近郊のポルト・レアル工場の生産能力を完成車で30万台、エンジンで40万基にそれぞれ倍増させるほか、エンジンの開発に投資する方針。
\PSAはブラジルで15年までにプジョーとシトロエンの現地生産モデルを8車種投入する方針を示しており、販売代理店も現在の320店舗から480店舗にまで増やす計画だ。
\PSAはラテンアメリカ市場で1~9月に24万1,000台を販売し、前年同期から18%増加した。市場シェアは5.8%だった。
\同社は欧州域外での販売比率の引き上げに取り組んでおり、15年に50%、20年に67%の実現を目指している。今年1~9月の欧州域外の販売比率は41%だった。
\カルロス・ゴメス上席副社長(ブラジル・ラテンアメリカ事業担当)は、「我々はブラジルとラテンアメリカで大胆な成長目標を立てている。今後数年間に予想される需要拡大に対応するため、生産能力の強化することを決めた」と述べた。
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