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2011/11/4

企業情報 - 自動車メーカー

BMW、国外生産を拡大

この記事の要約

独高級車メーカーBMWのフランクペーター・アルント生産担当取締役はこのほど、業界紙『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ(ANE)』(電子版、10月31日付け)に対し、国外生産の割合を将来、全体の50%に引き上げる方針 […]

独高級車メーカーBMWのフランクペーター・アルント生産担当取締役はこのほど、業界紙『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ(ANE)』(電子版、10月31日付け)に対し、国外生産の割合を将来、全体の50%に引き上げる方針を明らかにした。販売が好調な米国や中国、インド、ロシアで既存工場の生産能力を引き上げるほか、ブラジルに完全ノックダウン(CKD)方式の組み立て工場を建設することを検討している。

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アルント取締役によると、BMWの国内生産の割合は2002年の約70%から2010年は62%、今年は58%に減少する見通し。ドイツには組み立て工場が4カ所(ディンゴルフィング、ライプチヒ、ミュンヘン、レーゲンスグルク)、部品工場が3カ所(アイゼナハ、ランツフート、ヴァッカースドルフ)、オートバイ工場が1カ所(ベルリン)の計8工場がある。

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同取締役は今後もドイツ工場はBMW車生産の「バックボーン」として重要な位置を占めると説明する一方、販売規模が拡大している市場での現地生産を強化していく方針を示した。BMWグループは2020年までに乗用車の販売を昨年の約146万台から200万台に引き上げることを目指している。

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また、生産効率を平均で年7~8%改善する目標を掲げている。2010年は15%以上を達成し、今年も10%以上の2桁改善を見込んでいる。

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