独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国事業を統括するカールトーマス・ノイマン氏はこのほど、ベルリンで開催された独業界紙『オートモビルボッヘ』主催の会議に出席し、中国市場に2012~16年に140億ユーロを投資する計画を明らかにした。中国市場で最大手の地位を長期的に堅持するため、VW、アウディ、シュコダのグループブランドの販売網を2010年の1,305カ所から、約2倍の2,500カ所に拡大する計画という。
\同氏によると、VWは2011年1~9月の中国市場シェアで18.8%を確保し、2位のゼネラルモーターズ(10.3%)に大きく差をつけている。しかし、中国市場の競争は激しく、販売網の拡大により事業基盤の強化を図る。
\ノイマン氏によると、中国では今後、小都市が増える見通しで、小都市で自動車の需要が伸びる見通し。また、中間層の増加も販売の追い風になると見込んでいる。
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