独自動車部品大手のシェフラーは、中期的に年10%程度の売上成長率を達成できると見込んでいる。6日発行の『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ』が、シェフラーのエンジンシステム部門の統括責任者を務めるプロイス氏の話として報じた。
\プロイス氏は、世界の自動車市場は年5%のペースで成長するとの予測を示したうえで、「我々は年10%の成長を見込んでいる」と述べた。同社の昨年の売上高は95億ユーロだった。プロイス氏は、「景気後退が心配されているが、我が社の受注は非常に好調」と語り、今年の売上高は105億ユーロあるいはそれ以上を見込んでいることを明らかにした。
\今年6月末のシェフラーの従業員数は7万2,000人だった。プロイス氏によると、中国で1,200人、ドイツで600人を新たに募集している。成長を促進しイノベーション企業としての地位を維持するため、エンジニアの確保には特に力を入れているとし、現在5,500人いるエンジニアを8,000人に増やす計画を明らかにした。また、研究開発投資も積極的に行っており、研究開発費が売上高に占める比率は7%と、業界平均を2ポイント上回っているという。
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