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2011/11/11

一般・技術・その他 (旧)

ベルリン工大、大都市向け小型EVコンセプトを開発

この記事の要約

ベルリン工科大学の研究チームは、大都市のモビリティ・ニーズにマッチする小型電気自動車「e-Mobil」の開発を進めている。さきに完成した試作車両の重量はわずか20キログラム(kg)、最高時速は15kmで、フル充電した場合 […]

ベルリン工科大学の研究チームは、大都市のモビリティ・ニーズにマッチする小型電気自動車「e-Mobil」の開発を進めている。さきに完成した試作車両の重量はわずか20キログラム(kg)、最高時速は15kmで、フル充電した場合の航続距離は35キロメートル。同試車は今年9月に開催されたフランクフルト国際モーターショー(IAA)で公開した。

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ベルリン市の交通統計によると、市内を走行する乗用車1台当たりの平均乗車人数は1.3人、走行距離は6.9キロメートルにとどまっている。ドライバー1人が移動するために5人乗りのファミリーカーが利用されることが多く、自動車が公道を占有するスペースが増える結果、交通渋滞や駐車場不足など問題を起きている。

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ベルリン工大のチームはこうした事情を踏まえ、作りが単純で、場所をとらない小型の電気自動車の開発に乗り出した。9月に発表された試作モデルはサンドイッチ構造のシャーシを採用しており、車両総重量は乗車定員2名で200キログラム以上という。

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