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2011/11/18

企業情報 - 自動車メーカー

フォード、独ケルン工場で3気筒エンジンを生産

この記事の要約

フォードは9日、ドイツのケルン工場で1.0リットル3気筒ガソリンエンジンの生産を開始した。生産ラインの投資は1億3,400万ユーロ。同小型エンジンは直噴とターボチャージャーを組み合わせたフォードの環境対応エンジン「エコブ […]

フォードは9日、ドイツのケルン工場で1.0リットル3気筒ガソリンエンジンの生産を開始した。生産ラインの投資は1億3,400万ユーロ。同小型エンジンは直噴とターボチャージャーを組み合わせたフォードの環境対応エンジン「エコブースト」シリーズに属し、「フォーカス」などのコンパクトカーに搭載される。

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独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、ケルン工場では当初、1シフト体制(生産能力:年12万基)で生産を開始する。2012年からは2シフトを導入し、将来は3シフト体制(同:年約35万基)で生産する計画。

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2012年にはルーマニアのクラヨバ工場でも生産を開始する。同工場の生産能力も年35万基まで引き上げる計画という。『オートモビルボッヘ』紙によると、同エンジンはアジアの工場でも生産する方針で、生産が本格化すると、欧州の生産規模は70万基、世界全体では130万基となる見通し。

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■ 中型車に3気筒エンジン採用も

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フォードは1.0リットル3気筒エンジンを中型車「モンデオ」に採用する可能性も視野に入れている。欧州市場の販売・マーケティングを統括する同社のRoelant de Waard氏が『オートモビルボッヘ』紙に明らかにしたもので、決定するにはまだ早いが、需要動向によっては採用する可能性もある、との見解を示した。

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新型3気筒エンジンは、まず欧州仕様の「フォーカス」に搭載され、順次「Bマックス」、「Cマックス」にも採用される予定。

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