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2011/12/9

企業情報 - 自動車メーカー

ルノー、スペイン工場でレイオフ実施へ

この記事の要約

仏ルノーは、2012年上半期にスペインのバリャドリード工場の従業員2,295人を一時解雇(レイオフ)する方針を固めた。欧州経済が減速していることを受けた措置で、期間は最長で29日間。\ 同社の広報担当プレーサ氏はブルーム […]

仏ルノーは、2012年上半期にスペインのバリャドリード工場の従業員2,295人を一時解雇(レイオフ)する方針を固めた。欧州経済が減速していることを受けた措置で、期間は最長で29日間。

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同社の広報担当プレーサ氏はブルームバーグの電話取材に対し、「レイオフ日数のうち15日間は新型車生産への移行に伴うもので、残りの14日間は景気減速の影響によるもの」と説明した。同氏によると、パレンシア工場では来年1月から夜間シフトを中止する予定で、約300人の作業員が影響を受けるという。

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バリャドリード工場は「クリオ」と「モデュス」 を生産しており、近く電気自動車「トゥイージー」の生産も開始する。レイオフ期間中のバリャドリード工場の生産台数は通常の460台から340台に減少する見込みだ。

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欧州自動車工業会(ACEA)によると、今年1~10月のスペインの新車(乗用車)販売台は前年同期から10%減少した。米フォード・モーターも先ごろ、バレンシア工場の従業員4,000人を対象に、最長39日間のレイオフを12年に実施すると発表した。

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