中小企業向けにSAPソリューションサービスを提供する独オール・フォー・ワン・ミッドマーケット(フィルダーシュタット)は2日、同業のシュテープ・アンヴェンドゥングスジュステーメ(アプシュタット)の買収手続きが完了したと発表した。同社は11月、シュテープの出資分100%をSAPから取得することで合意していた。
\オール・フォー・ワンは今回の合併によって事業規模を拡大するとともに、事業分野がほぼ重なる同業と組むことでドイツ語圏のSAPソリューションサービス業界における競争力をさらに高めたい考えだ。
\同社は手続き完了を受け、新社名(商号)を「オール・フォー・ワン・シュテープ」に変更する。来年3月開催の株主総会で承認を経て実施する計画だ。社名変更より一足先に、ブランド名(ロゴ)を1日からオール・フォー・ワン・シュテープに切り替えた。
\オール・フォー・ワンの主要顧客は機械・プラント、自動車部品、金属加工・鋳造、樹脂メーカーなど。シュテープの顧客は自動車部品、消費財、機械・プラント、電気・電子、金属業界などの企業となっている。
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