米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州子会社オペル/ボクソールは、欧州市場の顧客向けの電気自動車「アンぺラ」の出荷を見合わせている。米国で姉妹モデルのシボレー「ボルト」が衝突試験後にバッテリー発火事故を起こしたことを受けた措置。
\12日付けの業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ(ANE)』(電子版)によると、オペルはアンぺラの年内発売に向けて、ドイツ、フランス、スイス、ベルギー、オランダではすでにディーラーへの出荷を開始していたが、現在は、安全性を確認できるまで出荷を見合わせているという。ボクソールの広報担当者はANE紙に対し、英国では予定通り5月に発売する予定であると説明している。
\ボルトは、今年5月、米国高速道路交通安全局(NHTSA)による側面衝突試験を受けた後、3週間後にバッテリー発火による火災を起こした。これを受けて、当局はさらに3台を試験したところ、2台で発火したため、調査を進めているという。
\アンペラは電気モーターを動力とし、レンジエクステンダー(航続距離延長装置)として発電用の小型エンジンを搭載している。
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