仏自動車工業会(CCFA)が2日発表した同国の2011年通期の乗用車新車登録は、前年比2.1%減の220万4,065台に低迷した。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、CCFAは当初、2010年末に政府による新車への買い替え支援制度が終了したことから、前年実績を約8%下回ると予想していたが、同予想よりも小幅の落ち込みにとどまった。
\ただし、フランスメーカーは全体で7.0%減の123万8,238台と振るわず、ルノーグループは9.6%減の54万4,697台、PSAプジョー・シトロエンは4.9%減の69万2,789台に落ち込んだ。
\一方、国外メーカーは全体で4.9%増の98万5,827台を確保。日産グループ(インフィニティを含む)が32.9%増の7万2,208台と好調だった。現代グループ(起亜も含む)も12.4%増の4万8,151台と大幅に伸びた。フォルクスワーゲングループも12.3%増の27万7,477台を2ケタ増を確保。トヨタ(レクサス、ダイハツを含む)は2.9%増の7万393台を販売した。
\『オートモビルボッヘ』紙によると、CCFAは、2012年について具体的な予想は示していないものの、少なくとも上半期は減少が続くとの見通しを示している。政府による支援制度は2010年末に終了したが、同制度を利用した新車登録は2011年3月まで認められていた。
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