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2014/5/2

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BMW「C evolution」

この記事の要約

独高級車大手BMWグループの自動二輪部門BMWモトラッド(BMW Motorrad)が4 月4日にベルリン工場で量産を開始した電動スクーター。1回のフル充電で最大100キロメートルを走行できる。開発や生産工程ではBMWの […]

独高級車大手BMWグループの自動二輪部門BMWモトラッド(BMW Motorrad)が4 月4日にベルリン工場で量産を開始した電動スクーター。1回のフル充電で最大100キロメートルを走行できる。開発や生産工程ではBMWの電気自動車「i3」で得られたノウハウが生かされているという。

リチウムイオン電池は容量8キロワット時(kWh)で、3つのモジュールで構成される(1モジュールは12セル)。充電時間は220ボルト/12アンペアの家庭用電源で約4時間、220ボルト/16アンペアの電源では3時間でフル充電できる。

常時出力は11kW(15 PS)、最大出力は35kW(47.5 PS)で、最高速度は時速120キロメートルに電子制御されている。エネルギー回生システムを装備も装備しており、走行モードは4種類から選ぶことができる。

加速性能は時速0〜50キロメートルが2.7秒。時速0〜100キロメートルは6.2秒。アンチロックブレーキングシステム(ABS)搭載の高性能ブレーキシステムにより安全性を高めている。また、ポジションランプの機能も果たすLEDデイライトを搭載するほか、防寒対策としてハンドルグリップにヒーターが付いている。

電子部品には電気自動車「i3」と同じ安全基準が適用されているという。ベルリン工場の生産に携わる従業員は、「i3」を生産するライプチヒ工場などからリチウムイオン電池の組み立て作業に関するノウハウなどを学んだという。

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