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2012/5/4

クローズアップ

DriveLAB

この記事の要約

英ニューキャッスル大学の研究チームが電気自動車を改造してつくった実験用車両。トラッキングシステム、目の動きを調べる装置、バイオモニターなどを装備している。研究チームは、同車両を活用して高齢ドライバーの運転の特徴や集中力、 […]

英ニューキャッスル大学の研究チームが電気自動車を改造してつくった実験用車両。トラッキングシステム、目の動きを調べる装置、バイオモニターなどを装備している。研究チームは、同車両を活用して高齢ドライバーの運転の特徴や集中力、ストレスのかかる状況などを調べ、運転をサポートする新技術の開発に生かしていく計画。

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同大学の研究チームは、高年齢者とって自動車の利用は移動の範囲を広げるなど生活を豊かにする要素の一つであるとの考えから、新たな運転支援技術の開発により、より長く快適に運転を続けられるようにすることを目指している。

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具体的には、DriveLABや運転シミュレーション装置などを使い、高齢ドライバーの目の動きや速度、レーンの位置、加速減速の特徴、反応時間などを分析している。

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このような調査を通して、例えば、制限速度が30キロメートルの道路では、速度を一定に保つことが難しく、スピードを出し過ぎてしまう傾向があることが分かったという。

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研究成果は、速度を制御するシステムなど、新たな技術の開発に生かしていく方針だ。

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同プロジェクトは、デジタル技術を活用し社会的疎外を受けている人の社会参加をサポートすることを目指すプロジェクト「SiDE(Social inclusion through the digital economy)」の一環に位置づけられる。

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SiDEは例えば、健康や経済的な問題、失業、犯罪、差別、家庭の問題などによる社会的疎外の問題が起きている中で、デジタル技術を活用し、移動の自由の確保(トランスポート)や地域参加などを支援することを目指している。

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