スウェーデン自動車大手のボルボ・カーズが2日発表した自動運転の大型パイロットプロジェクト(「ドライブ・ミー:持続可能なモビリティのための自動運転」)。
\イェーテボリの公道で自動運転システムを装備したボルボ車を100台走行させる計画。ボルボ・カーズ、スウェーデンの運輸管理局(Trafikverke)、交通庁、リンドホルメン・サイエンスパーク、イェーテボリ市が共同で実施する。
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2014年からプロジェクトの参加者の選抜、技術開発、ユーザーインターフェースやクラウド機能の開発などに取り組み、2017年に最初の自動運転車がイェーテボリの公道を走行する予定。
\自動運転車が走行するのはイェーテボリ市内および周辺の決められた道路で、約50キロメートルとなる予定。通勤ドライバーが多いルートで、高速道路が含まれ、渋滞も頻繁に発生する道路で実施する。
\ \同プロジェクトはスウェーデン政府が支援するもので、自動運転の社会的なメリットを明らかにするとともに、未来のモビリティー技術を主導するスウェーデンやボルボ・カーズの地位を確立することを目指している。
\また、交通事故による死亡者・重傷者ゼロを目指すスウェーデン政府とボルボカーズの取り組みの一環に位置づけられる。
\ \同プロジェクトでは、安全性、効率性、交通環境の改善など、自動運転が社会および経済にどのようなメリットをもたらすかについて調べるほか、◇自動運転の実現に必要な交通インフラ◇自動運転に適した典型的な状況◇自動運転に対するユーザーの信頼感◇自動運転車の周辺を運転するドライバーが円滑に対応できるかどうか――に重点を置く方針であるとしている。
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