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2010/3/19

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ドイツ

この記事の要約

ドイツのエンジンメーカー。1864年の設立で、本社はケルンに置く。自動車や建機・農機、発電設備向け、船舶用などのエンジンを製造している。2009年の売上高は8億6,340万ユーロ。12月末時点の従業員数は4,012人。\ […]

ドイツのエンジンメーカー。1864年の設立で、本社はケルンに置く。自動車や建機・農機、発電設備向け、船舶用などのエンジンを製造している。2009年の売上高は8億6,340万ユーロ。12月末時点の従業員数は4,012人。

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同社はエンジンメーカーとして創業し、1890年代には機関車の製造も開始した。その後、企業買収などによりノウハウを高め、トラクターやトラックの生産にも参入した。しかし、トラックの新モデル開発および新工場の建設に伴う大型投資で財務が悪化。1970年に機関車の製造を中止した。また、トラック部門は1975年に新会社Magirus-Deutzを設立して分離し、複数の欧州トラックメーカーが共同で設立した新会社イベコの傘下に入った。その後、ドイツは米国でのエンジン事業に経営資源を集中するため、イベコの持ち分(20%)をフィアットに売却、これによりMagirus-Deutzブランドのトラックは、イベコブランドに替わっていった。

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昨年のエンジン販売は11万7,961台にとどまり、前年(25万2,359台)の半分以下に落ち込んだ。2009年第4半期は受注高が前年同期比8.4%増の2億3,050万ユーロと回復基調を示しており、2010年決算では増収と営業黒字を確保できるとの見通しを示している。

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