2010/1/25

産業・貿易

アボットの痩せ薬は危険、欧州医薬品庁が販売禁止を勧告

この記事の要約

欧州医薬品庁(EMEA)は21日、米製薬大手アボット・ラボラトリーズの痩せ薬「シブトラミン」のEU内での販売禁止を勧告した。調査の結果、これを服用すると心臓発作を引き起こす危険があると判断したため。欧州委員会は同勧告を踏 […]

欧州医薬品庁(EMEA)は21日、米製薬大手アボット・ラボラトリーズの痩せ薬「シブトラミン」のEU内での販売禁止を勧告した。調査の結果、これを服用すると心臓発作を引き起こす危険があると判断したため。欧州委員会は同勧告を踏まえて、EU域内でのシブトラミン販売認可を取り消すかどうかを検討する。

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シブトラミンは欧州では「リダクティル」「ゼリウム」といった販売名で流通している。EMEAは6年前から安全性調査を行っていた。EMEAは「効用よりもリスクの方が上回る」として、販売禁止を求める勧告を出した。

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