2010/8/2

欧州ビジネスウオッチ

李嘉誠氏、仏EDFの英送電網買収を提案

この記事の要約

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は7月30日、香港の有力実業家である李嘉誠氏が率いるコンソーシアムが英国の送電網買収を提案したことを明らかにした。買収総額は58億ポンド。実現すれば香港企業による英国での買収では過 […]

仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)は7月30日、香港の有力実業家である李嘉誠氏が率いるコンソーシアムが英国の送電網買収を提案したことを明らかにした。買収総額は58億ポンド。実現すれば香港企業による英国での買収では過去最大規模となる。

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買収を提案したのは、李嘉誠氏のチョンコン・インフラストラクチャー・ホールディングス(長江基建)、同氏の財団と、香港エレクトリック・ホールディングス(香港電燈)のコンソーシアム。EDFは同コンソーシアムと買収に向けた独占交渉を行う。

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EDFは昨年10月、債務圧縮のため英国に持つ3つの送電網を手放す意向を表明。これに対して、カナダとアブダビ、豪州の企業によるコンソーシアムも買収に名乗りを上げたが、消息筋によると香港のコンソーシアムが買収額で上回ったという。

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