2010/8/23

総合 –EUウオッチャー

EU・米首脳会議が11月開催、オバマ大統領も出席

この記事の要約

欧州委員会は17日、EU・米首脳会議を11月20日にリスボンで開催し、オバマ米大統領とファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委委員長らが出席すると発表した。EU・米首脳会議は毎年1回開かれているが、昨年12月にリスボン条 […]

欧州委員会は17日、EU・米首脳会議を11月20日にリスボンで開催し、オバマ米大統領とファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委委員長らが出席すると発表した。EU・米首脳会議は毎年1回開かれているが、昨年12月にリスボン条約が発効してからでは初めて。当初は5月にマドリードで開催する予定だったが、オバマ大統領が欠席を表明したため見送られていた。

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11月19・20日にはリスボンで北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が開かれるためオバマ大統領はこれに出席後、EU・米首脳会議に臨む。EUと米国の会議では世界経済の回復が中心議題になる見込みだ。オバマ米大統領はこれまでもEUに対して、行き過ぎた緊縮財政は景気回復の腰を折る恐れがあるとして懸念を示していた。

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一方、NATOの会議では9年目に入ったアフガニスタン戦争とNATOの改革が話し合われる。アフガニスタンではタリバン一掃のため今も米国・NATO軍の兵士14万人以上が駐留しているが、オランダが9月までに軍を撤退させることを決め、カナダやデンマークも撤退計画を明らかにしている。米英軍も来年には一部を帰還させる意向で、2014年までにアフガニスタン政府が組織する軍と警察が引き継ぐことを目指している。

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