2012/1/16

欧州ビジネスウオッチ

ダイムラーと日産、米でエンジン共同生産

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは9日、戦略提携している日産と共同でエンジンを生産すると発表した。米テネシー州デッチャードにある日産工場でメルセデス・ベンツとインフィニティ向けの4気筒ガソリンエンジンを2014年から生産。同年か […]

独自動車大手のダイムラーは9日、戦略提携している日産と共同でエンジンを生産すると発表した。米テネシー州デッチャードにある日産工場でメルセデス・ベンツとインフィニティ向けの4気筒ガソリンエンジンを2014年から生産。同年から米タスカルーサ工場で製造予定の「Cクラス」に搭載する。ダイムラーがエンジンを米国で生産するのは初めて。同社は欧州からのエンジン輸送を減らして物流の効率アップを図るほか、為替リスクも低減する意向だ。

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デッチャード工場は1997年の開設で、現在は米国で生産する日産/インフィニティ車向けに4気筒、6気筒、8気筒のエンジンを供給している。2011年の生産規模は58万基強。Cクラスとインフィニティ向けのエンジンは、生産能力で25万基を計画している。

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