2012/1/16

欧州ビジネスウオッチ

ノバルティス、米で2千人削減

この記事の要約

スイス製薬大手のノバルティスは13日、新たに約2,000人の人員削減を米国で実施すると発表した。新薬の特許失効などで経営環境が悪化していることを受けたもの。削減規模は全従業員の1.6%に相当する。\ ノバルティスは201 […]

スイス製薬大手のノバルティスは13日、新たに約2,000人の人員削減を米国で実施すると発表した。新薬の特許失効などで経営環境が悪化していることを受けたもの。削減規模は全従業員の1.6%に相当する。

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ノバルティスは2011年7-9月期に前年同期比7%の増益を記録した。しかし、主力の高血圧症治療薬「ディオバン」の欧州での特許が昨年に失効。米国でも9月に特許期限が切れる。欧州各国の財政緊縮策による医療費削減もあって、大幅な減収が見込まれている。このため同社は昨年10月、スイスを中心に2,000人を削減すると発表したが、さらに削減を上積みする。

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今回の削減は、営業要員が主な対象となる。リストラ費用として一時的に1億6,000万ドルを計上するが、2014年までに年4億5,000万ドル程度のコスト削減効果が見込めるとしている。

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