欧州委員会が7月30日発表した同月のユーロ圏の景況感指数（ESI、標準値100）は87.9となり、前月の89.9から2ポイント低下した。景況感の悪化は4カ月連連続で、約3年ぶりの低水準まで落ち込んだ。
\ユーロ圏ではスペインなどへの信用不安拡大、景気悪化の加速が懸念されている。今回の調査では、こうした不安要素が反映されたもよう。景況感は全分野別で落ち込んだ。下げ幅は製造業が2.2ポイント、サービス業が1.1ポイント、消費者が1.7ポイント、小売業が0.6ポイント、建設業が0.3ポイント。
\EU27カ国ベースのESIは、前月を1.4ポイント下回る89。主要国ではドイツが3.7％低下と大幅に後退したほか、フランスが2.3％、スペインが1.4％の低下となった。
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