2012/10/1

環境・通信・その他

EUの風力発電容量が100GW突破、原発39基分に相当

この記事の要約

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は9月26日、EU内の風力発電容量がこのほど100ギガワット(GW)を超えたと発表した。同容量が100GW台に達したのは世界で初めて。\ EWEAによると、100GWの発電容量は原子力発 […]

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は9月26日、EU内の風力発電容量がこのほど100ギガワット(GW)を超えたと発表した。同容量が100GW台に達したのは世界で初めて。

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EWEAによると、100GWの発電容量は原子力発電所39基分に相当し、5,700万世帯に電力を供給できる。

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国別の風力発電容量はドイツが29GWで最高。2位がスペイン(21GW)、3位がフランス(6.8GW)となっている。風力発電の大部分は陸上の施設によるものだが、洋上風力発電に限ると英国が世界1位という。

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EWEAによると、EUの風力発電容量が10GWに達するまで約20年を要したが、2020年までにEU全体のエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの比率を20%まで引き上げるという政策に沿って風力発電施設の増設が急速に進み、その後13年で100GWまで拡大した。半分は過去6年間に設置された風力発電施設によるものだ。

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