2012/10/29

欧州ビジネスウオッチ

オペルとプジョー、車台共有へ

この記事の要約

米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は24日、欧州子会社オペルが仏PSAプジョーシトロエンと共同で車台を開発すると発表した。2月に調印した戦略提携に基づく取り組み。両社は部品の共同調達も含め、今後5年で年間コストを […]

米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は24日、欧州子会社オペルが仏PSAプジョーシトロエンと共同で車台を開発すると発表した。2月に調印した戦略提携に基づく取り組み。両社は部品の共同調達も含め、今後5年で年間コストを20億ドル圧縮する計画だ。

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共同開発する車台は(1)オペル/ボクソールのコンパクト多目的バンとプジョーのクロスオーバーSUV向け(2)オペル/ボクソールとシロトエンの多目的小型車向け(3)二酸化炭素(CO2)排出量が少ないオペル/ボクソールとプジョー、シトロエンの次世代小型車向け(4)オペル/ボクソールとプジョー、シトロエンの中型車向け――の4つ。共同開発したモデルは遅くとも2016年末から順次、発売していく。

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車台の共同開発に伴い、オペルがリュッセルスハイム本社の開発センターで単独開発するモデルはほとんどなくなる見通し。このため同センターで働く技術者(計5,000人)の雇用に影響する可能性が高く、従業員代表は警戒感を示している。

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