スペインの国家統計局が10月30日発表した2012年7-9月期の国内総生産(GDP)は前期比で0.3%減少し、下げ幅は前期の0.4%から縮小したものの5期連続のマイナス成長となった。
\前年同期比のGDPは1.6%減となり、マイナス幅は2009年10-12月期以来の最高水準に達した。
\債務危機に直面するスペインでは、財政赤字削減のため9月1日から付加価値税(VAT)の税率が引き上げられた。7、8月は増税前の駆け込み需要で白物家電などの販売が増えたが、9月の小売業売上高は約11%減と、統計をとり始めた2003年以降で最大の下げを記録した。
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