2013/4/22

欧州ビジネスウオッチ

オペルのボーフム工場、14年末の生産終了決定

この記事の要約

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルは17日の監査役会で、独ボーフム工場での自動車生産を2014年末で終了することを決定した。金属労組IGメタルとの間でまとめ上げた経営再建計画を同工場の従業員が承認 […]

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルは17日の監査役会で、独ボーフム工場での自動車生産を2014年末で終了することを決定した。金属労組IGメタルとの間でまとめ上げた経営再建計画を同工場の従業員が承認しなかったため。ドイツの他工場の従業員は計画に支持を表明した。

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オペルでは従業員が賃上げを見送る見返りとしてボーフム工場の閉鎖を当初予定の14年末から16年末に延期することが2月末の労使合意で取り決められていた。しかし、3月に実施された同工場の従業員投票で76%が再建計画の受け入れを拒否した。

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再建計画ではミニバン「ザフィーラ」の現行モデルについて、生産終了となる16年末までボーフム工場で製造する予定だった。同工場の14年閉鎖が決まったため、生産移管先を確保しなければならない。移管先は未定。

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