2013/5/13

総合 –EUウオッチャー

南欧諸国から独への移民流入加速、12年は40%以上も増加

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年の移民流入数は108万1,000人となり、前年から13%増加した。債務危機に直面するギリシャなど南欧諸国からの移民が急増し、1995年以来約20年ぶりの高水準に達した。\ ドイツで […]

ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年の移民流入数は108万1,000人となり、前年から13%増加した。債務危機に直面するギリシャなど南欧諸国からの移民が急増し、1995年以来約20年ぶりの高水準に達した。

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ドイツでは伝統的に中東欧からの移民が多く、12年の移民はポーランドが17万6,367人で最高だった。ルーマニアが11万6,154人で続く。しかし、これに加えて同年はスペイン、ギリシャ、ポルトガル、イタリアからの移民が40~45%の幅で増加し、移民流入数を押し上げた。債務危機で景気低迷が続き、雇用が急速に悪化している南欧諸国から、経済が堅調なドイツに働き口を求めて移り住む人が増えていることが確認された格好だ。

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