2013/6/24

欧州ビジネスウオッチ

ボッシュ、次世代電池開発で日本2社と提携

この記事の要約

自動車部品大手の独ボッシュは19日、次世代リチウムイオン電池の開発に向けてGSユアサ、三菱商事と提携すると発表した。電池のエネルギー蓄積容量を大幅に引き上げて軽量・小型化を実現。電気自動車(EV)の走行距離を拡大する狙い […]

自動車部品大手の独ボッシュは19日、次世代リチウムイオン電池の開発に向けてGSユアサ、三菱商事と提携すると発表した。電池のエネルギー蓄積容量を大幅に引き上げて軽量・小型化を実現。電気自動車(EV)の走行距離を拡大する狙いだ。

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2014年初頭にボッシュの本社があるシュツットガルトに合弁会社を設立する。出資比率はボッシュが50%、GSユアサと三菱商事が各25%。

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ボッシュは同合弁事業で、製品の大量生産に必要な生産プロセスと品質管理面のノウハウを持ち寄るとともに、セルとシステム全体の制御、車体本体への組み込みを引き受ける。GSユアサは電池開発と生産・供給で貢献する。三菱商事は世界的な事業ネットワークを活用して原材料の調達から販売までをサポートする。

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ボッシュは自動車用リチウムイオン電池の開発生産で2008年に韓国のサムスンSDIと提携した。しかし、ボッシュが自動車以外の分野に用いるリチウムイオン電池の開発でティッセンクルップ、BASFと提携したことで両社の関係は悪化。両社は昨秋、合弁事業を解消していた。

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