2013/7/8

競争法

ブルガリア国営BEHを調査、天然ガスのインフラ独占で

この記事の要約

欧州委員会は5日、ブルガリア国営エネルギー会社のブルガリア・エナジー・ホールディングス(BEH)が天然ガス事業での独占的な立場を悪用し、他社の参入を妨げている疑いがあるとして、調査を開始したことを明らかにした。\ 調査対 […]

欧州委員会は5日、ブルガリア国営エネルギー会社のブルガリア・エナジー・ホールディングス(BEH)が天然ガス事業での独占的な立場を悪用し、他社の参入を妨げている疑いがあるとして、調査を開始したことを明らかにした。

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調査対象にはBEHのほか、子会社の天然ガス供給会社ブルガルガス、天然ガス貯蔵・輸送会社ブルガルトランスガスが含まれる。

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欧州委によると、BEHには国内の天然ガス輸送網、貯蔵施設、輸入用パイプラインを他社が利用することを不当に制限している疑いが持たれている。欧州委は同社がこのような手法でガスの重要インフラを独占することで、新規参入や競争を阻害するのはEU競争法に違反するとして、正式な調査を進める。

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