欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/4/27

西欧

欧州冷凍食品最大手の英イグロ、米系投資会社が買収

この記事の要約

英投資会社ペルミラは20日、欧州最大の冷凍食品メーカーである英イグロ・フーズ・ホールディングスを米系投資会社ノマッド・ホールディングスに売却することで合意したと発表した。売却額は26億ユーロ。6月末までの売却手続き完了を […]

英投資会社ペルミラは20日、欧州最大の冷凍食品メーカーである英イグロ・フーズ・ホールディングスを米系投資会社ノマッド・ホールディングスに売却することで合意したと発表した。売却額は26億ユーロ。6月末までの売却手続き完了を見込む。

イグロはフィッシュフィンガー(白身魚のコロッケ)などの冷凍食品を手がける企業。「バーズ・アイ」「フィンダス」などのブランドで知られる。英国、イタリア、ドイツ、オーストリアに生産拠点を持ち、欧州12カ国で製品を販売している。ペルミラは2006年、同社を英・オランダ系食品・日用品大手ユニリーバから買収していた。

ノマッドは米国人投資家が企業買収目的で昨年に設立した投資会社。ロンドンに上場している。同社はイグロ買収に伴って社名を「ノマッド・フーズ」に変更し、ニューヨーク証券取引所に上場する計画だ。