欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/8

西欧

バイエル、樹脂部門の社名「コベストロ」に

この記事の要約

独製薬・化学大手の独バイエルは1日、分離・上場を予定している樹脂部門バイエル・マテリアルサイエンスの社名を9月1日付で「コベストロ(Covestro)」に改めると発表した。新社名は協調・協業を意味する英語のコラボレーショ […]

独製薬・化学大手の独バイエルは1日、分離・上場を予定している樹脂部門バイエル・マテリアルサイエンスの社名を9月1日付で「コベストロ(Covestro)」に改めると発表した。新社名は協調・協業を意味する英語のコラボレーション(collaboration)と、投資を意味するインベスト(invest)、強さを意味するストロング(strong)を組み合わせた造語。コベストロの「ベスト」には「最先端の生産設備への投資がしっかり行われる」という意味、「ストロ」には「イノベーションと市場での強さ、チームの強さ」という意味が込められている。

バイエルは昨年9月、収益力が低く景気変動の影響も強く受ける樹脂部門を分離・上場し、経営資源を製薬、農業科学分野に絞り込む方針を打ち出した。コベストロの新規株式公開(IPO)は来年半ばまでに行う予定だ。