欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/15

西欧

S&Pが英の格下げ示唆、EU離脱問題で

この記事の要約

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、英国の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げたと発表した。政府がEU離脱の是非を問う国民投票の実施を正式に決めたことを受けたもので、最上 […]

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、英国の格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げたと発表した。政府がEU離脱の是非を問う国民投票の実施を正式に決めたことを受けたもので、最上位「AAA」からの格下げを示唆した形となる。

S&Pは声明で、英のEU離脱は金融サービス、輸出に悪影響を及ぼし、経済全体の成長見通しのリクスが高まるほか、財政赤字が拡大する懸念もあると指摘。また、国民投票を前に経済政策が政治的思惑に左右されるようになると警告した。