欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/15

西欧

ポルトガル、国営航空会社の株式61%売却

この記事の要約

ポルトガル政府は11日、経営難に陥っている国営TAPポルトガル航空の株式61%を米国人実業家のデビッド・ニールマン氏が率いる企業連合「ゲートウェイ」に売却することを決めたと発表した。売却額は3億5,400万ユーロ。TAP […]

ポルトガル政府は11日、経営難に陥っている国営TAPポルトガル航空の株式61%を米国人実業家のデビッド・ニールマン氏が率いる企業連合「ゲートウェイ」に売却することを決めたと発表した。売却額は3億5,400万ユーロ。TAPの2015年の業績に応じて、最大4億8,800万まで上積みされる。

ゲートウェイはニールマン氏とポルトガルの実業家が結成したコンソーシアム。TAPの民営化入札で最高の条件を提示し、同社の買収を決めた。買収代金を支払うほか、TAPに航空機も提供する。

ニールマン氏はブラジル生まれの米国人。米ジェットブルー航空、ブラジルのアズル航空の創業者として知られ、現在はアズル航空の最高経営責任者(CEO)を務めている。