スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が21日発表した2015年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は18億5,600万ドルとなり、前年同期から32%減少した。決算通貨であるドル相場の上昇や眼科部門アルコンの不振が響いた。英グラクソ・スミスクラインから取得したがん治療薬と、同社と合弁で展開する一般医薬品事業も足かせとなった。営業利益は28%減の22億8,100万ドルだった。
売上高は5%減の126億9,400万ドル。ユーロや円など現地通貨ベースでは増収を確保しており、為替変動の影響を除いた定率為替ベースでは6%の増収だった。