欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/10/5

東欧・ロシア・その他

森精機の独子会社、ロシアに工場開設

この記事の要約

工作機械大手DMG森精機のドイツ子会社DMG Moriは9月30日、同社初のロシア工場をモスクワ東方約900キロのウリヤノフスクに開設した。ロシアは欧米の経済制裁や現地通貨ルーブルの下落を受けて経済が悪化しているものの、 […]

工作機械大手DMG森精機のドイツ子会社DMG Moriは9月30日、同社初のロシア工場をモスクワ東方約900キロのウリヤノフスクに開設した。ロシアは欧米の経済制裁や現地通貨ルーブルの下落を受けて経済が悪化しているものの、DMG Moriは工作機械の需要が十分にあると判断。現地生産に踏み切った。ロシアで工作機械を生産する外資は同社が初めてという。

総額7,000万ユーロを投資して同社で最も近代的な工場を建設した。まずは「エコライン」シリーズの旋盤とフライス盤を年1,200台生産。フル稼働時には2,500~3,000台を生産できる。2016年または17年からは現地調達率50%を達成し、政府の基準を満たす考えだ。