英政府統計局が10月27日発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比で0.5%増加し、11四半期連続でプラス成長となった。ただ、製造業、建設業が不振で、上げ幅は前期の0.7%から縮小。市場予測の0.6%を下回った。
分野別では英経済の柱であるサービス業が0.7%増と堅調を維持したが、建設業が2.2%減と低迷。製造業もポンド高、外需の停滞で0.3%減少した。製造業に鉱業を加えた鉱工業は0.3%増だった。
市場では同期に成長が鈍化したことを受けて、英中央銀行のイングランド銀行が利上げを先送りするとの見方が出ている。