欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/12/7

西欧

ポルシェ、20年までにEV投入

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは4日、電気自動車(EV)タイプのスポーツ車を2020年までに投入すると発表した。同社がEVをラインアップに加えるのは初めて。航続距離や充電時間の面で実用性の高 […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは4日、電気自動車(EV)タイプのスポーツ車を2020年までに投入すると発表した。同社がEVをラインアップに加えるのは初めて。航続距離や充電時間の面で実用性の高いモデルになるとしている。

ポルシェは9月のフランクフルトモーターショー(IAA)でEVのコンセプトカー「ミッションE」を初公開した。市場に投入するのは、これをベースとするモデルで、4人乗りの4ドア車となる。出力は600馬力(PS)超、時速100キロに加速するのに要する時間(0-100km/h加速)は3.5秒未満。航続距離は500キロメートル以上と長く、80%の充電に要する時間は15分と短い。

同社はEVの市場投入に向けてシュツットガルトのツッフェンハウゼン地区にある本社工場に約7億ユーロを投資。従業員1,000人以上を新規雇用する。