欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/8/4

西欧

プジョーの業績改善、営業損益3年ぶり黒字に

この記事の要約

仏自動車大手PSAプジョーシトロエンの業績が回復している。7月30日発表した2014年6月中間決算の最終損益は1億1,400万ユーロの赤字となったが、赤字幅は前年同期の4億7,100万ユーロから大きく縮小。営業損益は11 […]

仏自動車大手PSAプジョーシトロエンの業績が回復している。7月30日発表した2014年6月中間決算の最終損益は1億1,400万ユーロの赤字となったが、赤字幅は前年同期の4億7,100万ユーロから大きく縮小。営業損益は11年上期以来、3年ぶりの黒字となった。

売上高は新興市場の通貨安が響き、0.4%減の276億1,600万ユーロに後退した。しかし、コスト削減効果で営業損益は前年同期の赤字(1億ユーロ)から4億7,700万ユーロの黒字に転じた。

部門別では、中核の自動車部門の営業損益が700万ユーロの黒字となり、5億3,800万ユーロの赤字だった前年同期から改善。自動車部品部門の営業利益が5,500万ユーロ増の3億1,100万ユーロに拡大した。金融部門の営業利益は2,600万ユーロ減の1億7,200万ユーロだった。